天理教百石分教会は2025年に創立100周年を迎えます

【天理王命】天理教ってどんな神様を拝んでるの?

天理教という言葉は聞いたことがあっても、天理教がどんな宗教でどんな神様を拝んでいるのか分からないっていう方、多いんじゃないでしょうか。

この記事では、天理教の神様について簡単にまとめていきます。
天理教ってどんな宗教?については、こちらの記事で簡単にまとめていますのでよかったら読んでみてください。

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天理教の神様は天理王命(てんりおうのみこと)

天理教の神様は「天理王命(てんりおうのみこと)」と言います。
人間を創造された親なる神様ということで、親しみと敬いを込めて「親神様(おやがみさま)」と呼ぶのが一般的です。
(以下、この記事では天理王命を親神様とします)

天理王命ってどんな神様?

親神様には大きく2つの特徴があります。

  • この世と人間を創造された「元の神」
  • 創造以来この世と人間を守護し続けている「実の神」

つまり、作って「はい終わり」ではなく、作った後も一切休むことなく守護し続けている神様なんです。

人間創造に関するお話を「元の理(もとのり)」と言います。
内容は難しいですが、とても奥深く考えさせらるものになっています。

天理王命ってどんな守護をしてるの?

親神様は、創造以来この世と人間を守護し続けている「実の神」と書きましたが、具体的にはどんな働きがあるのでしょうか。

火・水・風

親神様を象徴する働きとして「火・水・風」があります。

火のご守護

火は食生活に欠かすことが出来ないエネルギーであり、太陽の熱による暖かさも親神様の働きです。人体においては体温のコントロールなどを司っています。

水のご守護

水は万物の源であり、生きる上で欠かすことの出来ない大切なものです。
火とは対極的な存在ですが、火と水とが協力し合うことで新たなエネルギーを育みます。
人体の約7割が水分と言われているように、少しの水分不足でも命が危険に晒されるように非常に大切な働きです。

風のご守護

風は空気のことです。
風は水上での気温の変化で発生するものですが、まさに「火・水・風」の関係性に繋がっています。
空気がなければこの世の生物は生きることが出来ません。
また、人体においても呼吸という働きがあることで空気を吸ったり吐いたりすることが出来ます。

このように人間を作るだけでなく、人間が豊かに生きる上で欠かすことが出来ない働きまでも用意し、その働きを維持し続けているのが、親神様なのです。

かしもの・かりもの

親神様のご守護を知る上で最も重要な教えが「かしもの・かりもの」という教えです。

「かしもの・かりもの」とは、自分の体やこの世のありとあらゆるものは神様からの「かりもの」だという教えです。

神様から見ると「かしている」
人間から見ると「かりている」

このような関係から、「かしもの・かりもの」とよばれています。

かりものはいつか必ず返す

体は神様からのかりものなので、必ず返さなければなりません。
返すと言うことがすなわち「死ぬ」と言うことになります。

天理教では死ぬことを「出直し」と言う

天理教では死ぬことを「出直し」と言います。
「もう一度やり直す」などの意味で使われる言葉と同義です。

人間の本質である魂は何度も生まれ変わり、その都度新しい体をかりてこの世に生まれ変わってきます。
前世の心づかいは全て魂に記録され、それを元に新しい体や人間関係の元に生まれ出させてくれるのです。


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